〔予告〕 第38回研究所資料展

 世の為に田を耕す~大倉家三代の生き方~

大倉山記念館は大倉精神文化研究所の本館として、昭和7年(1932年)4月に完成しました。施主は大倉洋紙店の3代目社長であった大倉邦彦(1882.4.9~1971.7.25)で、莫大な建設費用はすべて彼の私財によって賄われました。邦彦は富士見幼稚園などの教育事業にも取り組んでいます。これは、企業経営で得た利益は「国家社会を繁栄させる肥料」としなければならないという考えに基づいていました。

 

「世の為に田を耕す」。こうした考え方は邦彦個人にとどまらず、大倉洋紙店創業者で養祖父の大倉孫兵衛、そして2代目社長で養父の大倉文二、さらには大倉陶園創業者の大倉和親、孫兵衛から大倉書店を受け継いだ大倉保五郎など、大倉孫兵衛の流れを汲む企業家たちに共通して見られました。彼らは斯業界で実績を挙げ重鎮として活躍すると共に、社会事業や教育事業への援助を惜しみませんでした。しかし、大倉喜八郎が築いた大倉財閥に比べると、大倉孫兵衛を祖とする大倉家三代の存在はほとんど知られてきません。

 

そこで本展示では、大倉家三代を通して、日本の近代化を担った実業家の企業経営と社会貢献がどのようなものであったのか、そして本研究所の創立者大倉邦彦が目指そうとした理念について紹介します。

 

日 程:平成30年11月1日(木)~平成31年2月28日(木)


時 間:午前9時30分~午後4時30分


休館日:日曜・月曜・祝日、および12/29~1/3、1/15、2/12


会  場:大倉精神文化研究所附属図書館


入場料:無料


主 催:公益財団法人大倉精神文化研究所

℡ 045-834-6636   E-mail okuraseishinbunka@js6.so-net.ne.jp

 

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第37回研究所資料展

心の交流 タゴールと邦彦

ラビンドラナート・タゴール(1861~1941)は、インド・ベンガル州出身の詩人・思想家で、アジア初となるノーベル文学賞を受賞した人物です。音楽・戯曲・絵画などでも豊かな才能を発揮し、彼の深い智恵と高い精神性は、世界中の人びとに強い影響を与えました。大倉精神文化研究所の創立者・大倉邦彦も、その影響を受けた一人で、研究所設立の精神の一つに「東西文化の融合」を掲げたのもタゴールの影響と言われています。

 

昭和4年(1929)の来日では、タゴールは約1ヶ月間、邦彦の自邸に滞在し、帰国後も二人の交流は続きました。また昭和33年(1958)、生誕100周年を祝うタゴール記念会が日本で組織された際には、邦彦が理事長に就任し、タゴール研究室が研究所本館(現大倉山記念館)内に設置されています。

 

今回、タゴール記念会の発足60周年を記念して、大倉とタゴールの交流を紹介する展示を企画しました。本展示を通して、タゴールが邦彦に与えた影響と、日本とインドの友好交流の一コマを知っていただければ幸いです。

 

会 期:平成30年4月27日(金)~平成30年10月25日(木)


時 間:午前9時30分~午後4時30分


休館日:日曜・月曜・祝日(7/17休館、9/9開館)


会 場:大倉精神文化研究所附属図書館


入場料:無料


主 催:公益財団法人大倉精神文化研究所

℡ 045-834-6636   E-mail okuraseishinbunka@js6.so-net.ne.jp

   

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