大倉精神文化研究所附属図書館:図書館紹介

図書館紹介


●設立の趣旨と沿革

  創設者大倉邦彦は、心の修養や研究、特に青少年の教育目的のために図書館建設の構想を持ちましたが、実際には昭和7年(1932年)に大倉精神文化研究所を設立し、その附属図書館として開館しました。

  開館に先立ち、大正15年(1926年)3月から10ヶ月間にわたり第一次大戦の戦禍の残るヨーロッパを視察、先進国の図書館事情を調査しました。当時購入した8000冊を超える洋書は貴重な書として図書館で所蔵しています。

  昭和7年(1932年)4月9日開館。当時は外部利用者に無料で公開しました。 戦後一時閉館するものの昭和21年(1946年)10月に一般者利用として再開。昭和23年(1948年)からは財政難のため自主運営が困難となり閲覧料の徴収を余儀なくされ、さらに昭和25年(1950年)から昭和35年(1960年)は国立国会図書館支部図書館となりました。昭和35年に再び研究所附属図書館となり、昭和42年(1967年)9月からは週2回、研究者のみに開館しました。

  昭和56年(1981年)、横浜市への大倉山の売却に伴い研究所の建物を寄贈し、昭和63年(1988年)5月から専門図書館として一般無料公開するようになり現在にいたっています。

(参照:『わがまち港北』平井誠二著)

●蔵書の概要

哲学・宗教・歴史・文学などの図書や雑誌を中心に、入門書から専門書まで揃えています。 特に、神道・仏教・儒教・日本史は古書から新刊書まで豊富に収集。公開書架にはベストセ ラーや話題の本も備えております。

 

●現況(平成27年3月末現在) 

<図書> 102,482冊     (開架:21,260冊、閉架:80,916冊)
<雑誌>   868誌    (宗教関係雑誌、大学紀要等)
<新聞>   7 紙         (公開:3紙)

 

●施設について

<構 造> : 鉄筋コンクリート造、5層架構鋼鉄製書架設置

<面 積> :  事務室・閲覧室 約 50平方メートル、書庫(5層) 各154平方メートル

 

●掲示物について     

図書館閲覧室には ≪日本精神文化曼荼羅≫  が掲示されています。


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    2.4m四方の朱塗りの額に入れられた≪日本精神文化曼荼羅≫

    は『井村方外』に依る金銀箔置き絹本着色画です。各々の道の

    奥義を究めた先哲を配し、精神文化の繁栄を表しています。

     大倉邦彦の創案にかかり、我が国伝統文化の基礎を示すと同時

    に、研究所設立の精神を表したものです。

 

     中心に聖徳太子、その周りには、神道(北畠親房)儒教(菅原道真)

     仏教(最澄・空海・栄西・法然・親鸞・道元・日蓮)三教の先哲を、

     四隅には日本文化を守護する存在として四天王を配しています。