『楽・遊・学』平成24年1月号原稿

シリーズ わがまち港北

第157回 ゆるゆると、ゆるキャラ  -その1-

 

あけましておめでとうございます。今回は、お正月向けに家族で楽しめるお話をしましょう。
かわいい姿をした、ゆるーいデザインのキャラクターを「ゆるキャラ」といいます。『横浜ウォーカー』2011No.20は、「ゆるキャラ地元キャラ名鑑」の中で、横浜市内の46キャラを紹介しています。しかし、実態はそんな数ではありません。昨年6月19日付け『神奈川新聞』は、横浜市のゆるキャラが80もあり、しかもさらに増殖中であることを指摘しています。一説には165ともいわれますが、市もきちんと調査したことはないようですし、民間を加えるとその数は…。
さて、港北区関係で1番なじみがあるのは、区のキャラクター「ミズキー」でしょう。ミズキーは、区の木ハナミズキの妖精です。港北区制70周年を記念して、その前年の平成20年(2008年)に、区内の小学生が描いた原画から生まれました。「白いハナミズキの妖精の兄弟」がいるらしいのですが、悲しいことに、生き別れで会ったことがありません。区役所ホームページの「ミズキーのおへや」によると、身長は「チューリップと同じくらい」と書かれていますが、筆者は、各地のイベントで大人の背ほどもある巨大なミズキーを見かけたことがあり、思わず証拠写真を撮りました。どうやら、大きくなったり小さくなったり出来るようです。
区内で、ゆるキャラが最もたくさん活躍しているのは、なんといっても新横浜でしょう
横浜アリーナには、蟻(アリ)をモチーフにした「ヨコアリくん」がいます。ヨコアリくんは、平成19年(2007年)9月に登場しましたが、誕生日は横浜アリーナと同じで、平成元年(1989年)4月1日です。横浜アリーナは、略称を「横アリ」ということから、その名が付きました。ヨコアリくんは、10体に変身する分身の術を使いますが、その時は必ず「ありがとう(アリが10)」と言います。
日産スタジアム自体にはキャラクターがないようですが、日産スタジアムをホームスタジアムとする横浜F・マリノスには、平成5年(1993年)のJリーグ開幕戦から活躍している公式マスコットの「マリノス君」と、その甥っ子で平成12年(2000年)にデビューした小学5年生の「マリノスケ」がいます。いずれもカモメをモチーフにしていて、シャープなデザインのイケメン(イケガモ?)です。そして平成20年(2008年)からは、非公式マスコットの「ワルノス」も暗躍を始めています。
新横浜ラーメン博物館には、猫ラーメン大将がいて、2年間ほどイメージキャラクターを務めていましたが、半年ほど前に引退して、現在はOBになっています。
新横浜名物の「鴨まん」(第133回参照)にも「カモマン(オス、3才、体重4キロ)」「コガモマン(メス、1才、体重1.5キロ)」の2匹のゆるキャラがいます。
新横浜の新しい名物になりつつあるのが、ハチミツビールの「HACHEY(ハッチー)」(分類上は発泡酒)です。新横浜で採れたハチミツで作られています。HACHEYは、地ビールの全国大会「ジャパンクラフトビアセレクション2011」のベルギービール部門で、準優秀賞を受賞しました。「布おもちゃボランティア こまめ」の皆さんが、そのキャラクター「ハッチーちゃん」を刺(し)繍(しゅう)した布おもちゃを作っていましたが、昨年12月に完成しました。
「こまめ」とは、大(ま)豆(め)戸(ど)町(ちょう)に対して「小豆」、「マメにやっていく」「豆がはじけて地域に飛んで育っていってほしい」などの気持ちを込めて付けた名前とか。「こまめ」は、「港北区地域のチカラ応援事業」の補助金を受けて布おもちゃを制作しており、その作品は、子供や高齢者のレクリエーションや機能回復に使われています。
区内各地にはまだまだ様々なゆるキャラがいます。その話は次回に。
ゆるキャラをのんびり楽しんでいられるということは、世の中が平和だということでしょう。昨年は厳しい年でしたが、今年はゆるキャラを楽しめる良い年になりますように。
記:平井 誠二(大倉精神文化研究所研究部長)

 

 

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