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大倉精神文化研究所

横浜市港北区地域の研究

第35回 菊名音頭

2019.02.15

文章の一部を参照・引用される場合は、『わがまち港北3』(『わがまち港北』出版グループ、2020年11月)を確認の上、その書誌情報を典拠として示すようお願いいたします。


 1978年、大豆戸町に現在の区役所総合庁舎が完成しました。その祝賀事業の一環として、港北の歌が公募され、綱島西在住の井筒良子さんの歌詞が当選しました。翌1979年、区制40周年の年に、「風があかるく大倉山に 吹けば白梅咲きそろう」と歌い出す「港北音頭」が完成しました。売り出されたレコードには、踊り方の解説も付いていました。今でも盆踊りで踊られているのでしょうか?
 港北区内には、この他に、新羽音頭、大新羽音頭、綱島音頭(戦前)、綱島音頭(戦後)、綱島音頭ドンと踊れ2009、日吉団地自治会の自治会音頭、高田音頭、篠原音頭などがあります。
 大倉山周辺には無いなーと思っていましたら、2017年に、菊名音頭(作詞小泉正、作曲MOKU)が完成しました。「昔は山畑田んぼだけ 今じゃ浜の住宅地」とか「菊名神社のがまん様 頭なでれば運が向く」などと地域の様子が楽しく詠み込まれています。
 今年は、港北区が誕生して80周年の記念の年です。区内全地区からみんなが集まって、各地区の音頭を一緒に歌って踊れる大盆踊り大会が開かれると楽しいでしょうね。(S.H)

(2019年2月号)

付記
この原稿で「大倉山周辺にはない」と書いたのがきっかけとなり、二星曉子さんが2019年4月に「大倉山ときめき音頭」を作詞・作曲されました。振り付けもあるので、盆踊りで踊ってみたいです(第44回参照)

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