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大倉精神文化研究所

横浜市港北区地域の研究

第57回 図書館の吉報2つ

2021.03.15

文章の一部を参照・引用される場合は、『大倉山STYLEかわら版!』(令和3年3月号)を確認の上、その書誌情報を典拠として示すようお願いいたします。


 港北区の人口は35万540人(2021年2月末現在)ですが、区内の公立図書館は、港北図書館1館のみです。菊名駅を最寄りとする港北図書館は、区の南部に位置しているので、大倉山周辺の方々には便利ですが、電車やバスを乗り継がないと来館できない区民も大勢おられます。
 そのため、長い間にわたって区民から、分館や図書取次施設の要望が出されていました。その甲斐あってこの度、2021年度中に図書取次拠点を設置することが決まり、場所が日吉駅周辺になりそうだとの報道がありました。
 港北図書館は、旧区役所庁舎を改修して、1980年に菊名地区センターとの複合施設としてオープンしました。しかし、その7年前の1973年7月には、日吉団地自治会(現サンヴァリエ日吉自治会)が日吉地区に図書館をつくる運動を始めていましたので、今回の決定は半世紀近い運動の成果ともいえそうです。
 吉報をもう一つ。全国の図書館関係者が一堂に会する図書館総合展が毎年11月にパシフィコ横浜で開催されていますが、第22回目の昨年はコロナ禍により初めてオンライン開催となりました。その企画の1つに、図書館の案内動画を公開する「図書館見学会_ONLINE」がありました。
 大倉精神文化研究所附属図書館もこれに参加し、職員一同が企画から台本、あり合わせの機材を使っての撮影、編集まで全て自主制作して、見事「ブレインテック賞」を受賞しました。授賞式は緊急事態宣言の影響で遅くなりましたが、やっと先月表彰状をいただきました。受賞作品は、こちらからご覧いただけます。(S.H)

DSC09470.JPG「港北図書館と菊名地区センター」
昨年(2020)10月16日、40周年記念植樹式でハナミズキを植えました(写真手前)。
今年は梅、桜に続いてハナミズキも開花するはず。
さて、何色の花を付けるのでしょう?「港北図書館と菊名地区センター」

(2021年3月号)

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