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大倉精神文化研究所

横浜市港北区地域の研究

第6回 港北公会堂で芸術の秋

2016.09.15

文章の一部を参照・引用される場合は、『わがまち港北3』(『わがまち港北』出版グループ、2020年11月)を確認の上、その書誌情報を典拠として示すようお願いいたします。


 私たち区民の文化活動の発表場所といえば、何と言っても定員600席のホールを持つ港北公会堂でしょう。
 現在の港北公会堂は、区役所が菊名(現港北図書館)から移転するのに合わせて、区役所のとなりに建設され、1978年9月30日にオープンしました。
 まもなく満38歳になる公会堂ですが、12月3日~来年(2017)3月下旬までは外壁補修工事により、夜間利用のみとなります。そのため、例年なら暮れから年明けに開催されていた、港北区民ミュージカル(10月7日〜9日)や港北ふるさと映像祭(11月6日)等のイベントの日程が前倒しとなって、秋の公会堂はすばらしい企画が盛りだくさんです。
 港北公会堂といえば、人間国宝芹沢銈介(せりざわけいすけ)のデザインした緞帳(どんちょう)が有名ですが、昨年10月に開館以来初めてクリーニングをしました。イベントの前後には、きれいになった緞帳も楽しめます。
 綱島に港北区民文化センターが完成(2023年度開館予定)するまでは、港北公会堂の地位が揺らぐことは無いでしょう。芸術の秋が始まります。(S.H)

(2016年9月号)

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