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宇宙心通於万有古今

2022.02.24

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沿革史資料№11566 江原家寄贈

(翻刻)

宇宙心通於万有古今
昭和丁卯(昭和2年) 邦彦

(読み)

宇宙心、万有古今に通ず

大宇宙の根源であり、この宇宙の全ての存在を生かし、成り立たせているものを大倉邦彦は「宇宙心」と呼んでいます。これを中国風に言えば「道」であり「理」であり、「神」「根源神」「法則」「エネルギー」と言うこともできます。

この大宇宙は「宇宙心」によって成り立っており、それは万物にゆき渡って全ての現象を司っていると言います。そしてこの「宇宙心」の働きは、太古の昔から途切れることなく永遠に続いていくものなのです。これが「宇宙心、万有古今に通ず」という意味です。

以上を「大宇宙心」とするならば、私たち一人一人の心は「小宇宙心」とも言えます。これは「仏性」「真如」「神性」「内在宇宙心」と言ってもよいでしょう。私たちの心とは「大宇宙心」の一部であり、本来は一つであるということができます。私たちは本来一人一人がこの「宇宙心」を宿しているのであり、それをまず「自覚」し、そして無欲・謙虚に、「今」を真剣に生きる事によってその「宇宙心」が発露してくるといいます。(伊香賀隆)

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