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催し物

第52回研究所資料展/大倉山の海軍気象部-研究所所蔵資料に見る80年前の戦争-

2025.10.31
第52回研究所資料展/第41回大倉山秋の芸術祭参加企画

大倉山の海軍気象部-研究所所蔵資料に見る80年前の戦争-

大倉精神文化研究所本館(現、横浜市大倉山記念館)では、太平洋戦争末期の昭和19年(1944年)夏から、昭和20年(1945年)8月15日に終戦を迎えるまで、海軍気象部が建物を借用して業務を行っていました。
海軍気象部は、戦争遂行上の作戦に関わる気象情報を扱った機関で、終戦とともに解体されました。また、気象情報は軍事機密とされていたことから、業務に関わる資料は終戦直後に焼却処分しています。そのため、かつては海軍気象部の資料は何も残っていないといわれていました。 
しかし、その後の調査で研究所内からさまざまな資料が発見され、海軍気象部の実態や当研究所との関係も少しずつ明らかになってきました。
今年で終戦から80年を迎えました。この節目に際して、大倉山で活動していた海軍気象部に光を当てた本展示を企画いたしました。
かつて軍の施設としても使用されたこの大倉山記念館は、今では芸術の秋を楽しむ皆さんの「笑顔を奏でる」場となっています。この展示が、過去の戦争と現在、そして未来の平和について改めて考えるきっかけとなりましたら幸いです。

  • 会 期:令和7年(2025)10月31日(金)~11月3日(月・祝)
  • 時 間:午前10時~午後5時
  • 会 場:横浜市大倉山記念館第6集会室(会期中は秋芸実行委員会本部)
  • 主 催:公益財団法人大倉精神文化研究所

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