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催し物

第16回研究所資料展/武者小路実篤が描いた大倉邦彦-研究所所蔵絵画展-

2009.11.04
第16回研究所資料展
(第25回大倉山秋の芸術祭参加企画)

武者小路実篤が描いた大倉邦彦-研究所所蔵絵画展-

大倉山記念館は、今から77年前、昭和7年(1932)に大倉精神文化研究所本館として竣工しました。研究所が開設したのもこの時です。

77年の歴史の中で、大倉精神文化研究所は、額装の絵画や揮毫類を38点所蔵してきました。この度、その調査と目録化が完了しました。また、創設者大倉邦彦が描いた書画類を中心として、表装前の本紙410点も所蔵しています。今回、この絵画・揮毫類の一部を初めて一般公開することとしました。

展示の中心となるのは、武者小路実篤が描いた大倉邦彦の肖像画です。小説家であり画家でもあった武者小路実篤は、研究所を創建しようとしていた大倉邦彦に会い、その理念と実践に共感して肖像画を画いたものと考えられます。

今回紹介する大倉邦彦の肖像画は、他にもう2点あります。

大倉邦彦が好きだった富士山を描いた風景画は3点あります。大倉邦彦が研究所をこの大倉山の地に建設したのも、富士山がよく見える場所として選んだといわれています。

大倉山秋の芸術祭の一環として、これらの作品をご鑑賞いただき、大倉山の地に記念館を建設した大倉邦彦のこころざしに想いを馳せていただければ、これに勝る喜びはございません。

展示会報告「武者小路実篤が描いた大倉邦彦」(『大倉山論集』第56輯掲載)

  • 会 期:平成21年(2009114日(水)~115日(木)
  • 会 場:横浜市大倉山記念館第7集会室
  • 主 催:大倉精神文化研究所

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