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催し物

第07回公開講演会(愛知大学共催)/中国農業・農村の現状と日本の食糧問題

2009.07.11
第7回公開講演会(愛知大学共催)

中国農業・農村の現状と日本の食糧問題

  • 講 師:高橋五郎(愛知大学国際中国学研究センター所長)
  • 日 時:平成21年(2009711日(土)

中国農業はいま、大きな曲がり角にさしかかっている。1949年の社会主義革命直後、中国農村には希望の未来が輝いていたはずであるが、大躍進や文革、人民公社化の弊害がその希望を一挙に打ち砕いた。1978年以降、改革開放の波が農村にも押し寄せ、人民公社の解体と家庭請負責任制の導入により、農村に再び光りが戻ってきたように見えた。

たしかに農民は食料増産に励み、所得は向上し、全国的な増産が実現され、21世紀になって食料危機は消えて行った。その一方で、農村は都市ほどには豊かになれず格差が拡大した。格差は農村内部でも拡大し、豊かな農民と貧しい農民とに分かれる傾向がいまなお進んでいる。

また、貧しい農民の農地や水は荒れ、環境問題も深刻になってきた。この実態を述べたい。

一方、中国産農産物や加工食品依存の高い日本の食卓に目を転じれば、これまた深刻な状況がますます拡大している。

中国農業と日本農業は、同じ質的な問題を抱えている。そこに、解決の糸口はあるのか?

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