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催し物

第16回公開講演会(愛知大学共催)/初版復刻に見る『吾輩ハ猫デアル』の魅力

2018.07.07
16回公開講演会(愛知大学共催)

初版復刻に見る『吾輩ハ猫デアル』の魅力

  • 講 師:谷彰(愛知大学短期大学部教授)
  • 日 時:平成30年(201877日(土)

夏目漱石が明治38年(19051月に俳句雑誌「ホトトギス」に発表した『吾輩ハ猫デアル』は、読者に好評を以て迎えられ、高浜虚子の勧めで翌年8月まで、全11回連載された文豪・漱石の処女小説です。珍野苦沙弥(ちんのくしゃみ)の家で飼われる猫が「吾輩」という一人称で語るという新奇な設定や、個性的な登場人物たちが展開するユニークな談話・逸話が人気を呼んだことは確かですが、一方で、明治3810月から405月にかけて、上・中・下巻と順次刊行された初版本の斬新さも、この作品の文学的価値を高めていると考えられます。

この講演では、日本近代文学館刊行による『吾輩ハ猫デアル』初版復刻を回覧資料としながら、この作品の成立背景や書誌的な特徴、さらには有名な冒頭表現の文学的効果を取上げることによって、『吾輩ハ猫デアル』の魅力について迫りたいと思います。

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