閉じる

催し物

平成23年度 大倉山講演会 ~昔話に見る人間観、自然観、宗教観~

2011.03.01
平成23年度 大倉山講演会

昔話に見る人間観、自然観、宗教観

昔話は、世界の国々やそれぞれの地域のなかで、人から人へと長く語り継がれてきた伝統的な文化遺産です。人びとによって親しみ伝えられてきた昔話には、その人たちの国や地域の固有の文化が脈打っています。昔話を通して、人びとが、人間や自然をどう見ていたか(人間観、自然観)、神仏をどう考えていたか(宗教観)、あるいは人びとの人生観、家族観、動物観などが分かるというわけです。

昔話には、例えば、日本独自の話がある一方で、世界各地にそっくりの話があったり、似ているようで実は結末が異なるという話があったりします。外国から日本に、また日本から外国に伝えられた話もあります。

今回は、日本、スペイン、韓国、インドで語り継がれている昔話を採り上げて、人びとのものの見方・考え方などの同じところや異なるところ、またはるか昔の異文化交流の一端を見ていきます。

講演会の記事一覧へ