令和8年第2回 大倉山講演会/井上円了の世界旅行―海外視察と巡回講演―
令和8年「波濤を越えた近代日本人たち」/第2回 (通算111回)
井上円了の世界旅行―海外視察と巡回講演―
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講 師:長谷川 琢哉(東洋大学教授)
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日 時:令和8年(2026)4月18日(土) 講演:14時~15時時30分(開場は13時40分)
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会 場:横浜市大倉山記念館ホール(東急東横線大倉山駅下車、徒歩7分)
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定 員:80名(入場無料、事前予約制・先着順) ※定員を超えた場合はご入場頂けません。
東洋大学の前身となった「哲学館」の創立者であり、「妖怪学」の祖としても知られる井上円了(いのうええんりょう)は、実は旅行者としても際立った人物でもあります。
円了は哲学館の経営を引退した後に、「修身教会」という社会教育活動を行いました。自身が全国各地の市町村を講演して回ることを主眼としたこの活動は、明治39年から大正8年までの14年間にわたって続けられました。その間彼は5500回を超える講演を行い、聴衆は138万以上にものぼりました。また、円了は生涯で三度の世界旅行も行っています。欧米を中心とした最初の二回の旅行に加え、三度目は南半球を中心として世界を一周するという当時としては珍しいルートを選んでいます。
円了はなぜこれほどの旅を続けたのでしょうか?そこには彼自身の類まれな好奇心と、多くの人々に教育を届けたいという強い思いがありました。本講演ではとりわけ三度の世界旅行を中心に、井上円了の思想と行動を紐解いてみたいと思います。