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催し物

第●回大倉山講演会 「報徳思想と社会教育」

2004.01.17
平成15年度後期「横浜の教育と文化」/3

報徳思想と社会教育

  • 講 師:宇津木三郎(研究所員)
  • 日 時:平成16年(2004117日(土)

昭和27(1952)8月、大倉山文化科学研究所の本館(現大倉山記念館)で、第1回「村造り研修会」が開かれました。この研修会は、二宮尊徳研究の第一人者・佐々井信太郎を理事長とする一円融合会が、報徳の教えにより市町村の振興を推し進め、日本の戦後復興をはかる目的で開いたものです。全国から希望する市町村職員・教員・経済団体職員などを横浜に呼び、2週間にわたって市町村振興のための研修を実施しました。

第5回研修会からは、北海道から毎回数十名規模の参加者があります。これは全体の8割以上をしめ、この状態が平成10(1998)にこの研修会が終了するまで続きます。メンバーは北海道経済農業協同組合連合会をはじめとする経済団体や紡績・乳業関係会社の幹部などです。

彼らは、何を目的にはるばるこの横浜までやってきたのでしょうか。また、ここで何を習得していったのでしょうか。報徳思想による社会教育の生きた実例を紹介します。

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