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催し物

第●回大倉山講演会 「地名の魅力と地名研究の大切さ」

2005.09.17
平成17年度「港北の地名と文化」/1

地名の魅力と地名研究の大切さ

  • 日 時:平成17年(2005917日(土)
  • 講 師:金子欣三(日本地名研究所)

伊勢原市三の宮に「伯母様」という面白い地名があります。これが実は「小狭間」という地形から発した自然地名であるらしい。このような地名の面白さから入って、地名の魅力を語りたい。さらにそこから進んで、地名というものが、その土地の原地形や歴史を物語る「文化財」であることを、多くの実例を挙げて強調したい。

その文化財としての地名が、実は現在大きな危機に直面しています。私たちは歴史を語る古くからの地名を守り保存したいと願っています。そのためには、地名そのものをもっと研究しなければなりません。「地名研究」というものはそういう緊急性と重要性をもっているもので、単に地名の由来を調べて、それで了解・終了というものではない、ということに言及する予定です。

身の廻りの小地名を大事にして行きたいし、その土地の古資料を解析し保存していくことが大事ですし、また土地の古老の話に耳を傾け採録しておくことが今大切なのです。

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