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催し物

第3回公開講演会(愛知大学共催) 「中国調査「大旅行」-東亜同文書院生の青春と偉業-」

2005.07.09
第3回公開講演会(愛知大学共催)

中国調査「大旅行」-東亜同文書院生の青春と偉業-

  • 講 師:藤田佳久(愛知大学教授、東亜同文書院大学記念センター運営委員長)
  • 日 時:平成17年(2005)7月9日(土)

東亜同文書院は、東亜同文会による日本と中国の間の教育文化事業として、1901年(明治34)上海に開学しました。この学校は、日中間の貿易実務担当者を養成するビジネススクールの特徴をもっていました。学生は各府県の給費生としてすぐれた人材が選抜され、その後、半世紀にわたり中国にその足跡を刻みました。

教育の中心は、現地での中国語の徹底的な習得と並んで、中国から東南アジアに及ぶ「大旅行」による中国の実地調査旅行にありました。この「大旅行」は、最終学年に3ヶ月以上におよぶ徒歩を中心としたフィールドワークであり、生々しい旅行日誌と各調査テーマに即した調査報告書が作成されました。その総コース数は、中国と東南アジアを含む700コースに及びました。当時の中国は清国から中華民国への混乱期にあり、それらの記録は他に例がなく、20世紀前半期の中国全域の貴重な記録となっています。

今回は、東亜同文書院の性格にふれたあと、この「大旅行」の仕組とそこに描かれた中国像を紹介し、戦後書院を継承した愛知大学における中国研究についても紹介したいと思います。

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