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大倉精神文化研究所
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【新着図書より】6月下旬のおすすめ

2022.06.15
  • 新着本

6月下旬の新着図書の中からおすすめの4冊をご紹介いたします。

1 『ヒトの言葉機械の言葉 「人工知能と話す」以前の言語学』 川添愛 著 (請求記号:007.6-カ)  ヒトの言葉機械の言葉.jpg

AIが発達しつつある今、改めて「言葉とは何か」を問い直す。AIと普通に話せる日はくるのか。人工知能と向き合う前に心がけるべきことは何か。そもそも私たちは「言葉の意味とは何か」を理解しているのか。―「理論言語学」出身にして気鋭の作家が、言葉の「不思議」と「未解決の謎」に迫る。

2 『歴史で読む国学』 國學院大學日本文化研究所 編 (請求記号:121.52-コ)  歴史で読む国学.jpg

多様性と複雑性にあふれる「国学」の歴史がわかる―。日本社会が大きく変動した近世という時代に登場し、近代というさらなる激動期に洗練と制度化を経た国学思想の内実と方法を現代にいたるまで通史として叙述し、混沌と通説の狭間にあるその可能性を追求した新しい入門書。

3 『始皇帝の地下宮殿 隠された埋蔵品の真相』 鶴間和幸 著 (請求記号:222.04-ツ)  始皇帝の地下宮殿.jpg

中国史上最初の皇帝となった秦の始皇帝。彼が眠る始皇帝陵の地下宮殿は、2200年以上もの間、立ち入られることなく、その様相を知る手がかりは永らく司馬遷の『史記』など歴史書のみだった。近年、陵墓の周辺や中国各地で発見が続いた様々な考古学的成果と照らし合わせることで、地下宮殿の構造と埋蔵品の可能性がより具体的に検討できるようになってきた。司馬遷の記述の真偽やそこに語られていない地下宮殿の真相について、始皇帝研究の第一人者が最新の研究成果を紹介する。

4 『戦神の裔』 矢野隆 著 (請求記号:913.6-ヤ)  戦神の裔.jpg

生まれた時から平氏に家族と、自らの自由を奪われた九郎義経。「平氏以外は人ではない」という世の中に強い憤りを覚えるも、兵の一人も持たない己の無力さを痛感していた。九郎の元に集う仲間も、それぞれの無力さに苦しむ者ばかり。やがて訪れた挙兵の時。獣すら降りられぬ鵯越の崖の上で、男達の意地が燃え上がる!

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