【新着図書より】6月上旬のおすすめ
- 2025.06.03
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- 新着本
6月上旬公開の新着図書より、おすすめの4冊をご紹介します。
1 『本の江戸文化講義 蔦屋重三郎と本屋の時代』 鈴木俊幸 著 (請求記号:023.1-ス) 
べらぼうな男<蔦重>を生んだ江戸文化、300年の歴史を徹底解明!江戸時代の「本屋」、出版業界を通して江戸の歴史が見えてくる。
2 『書とはどういう芸術か 筆蝕の美学 増補版』 石川九楊 著 (請求記号:080-チ-2849) 
書は紙と筆と墨の芸術である。墨跡には深度・速度・角度と力が秘められている。書の美は草書体に萌芽し、楷書体とその基本運筆「三折法」の成立により完成したが、そこには石と紙の争闘史があった。筆と紙の接点に生じる力(筆蝕)こそ書の美の核心で、文字でなく言葉を書くところに書の価値はある。甲骨文から前衛書道までを読み解き、書の表現を歴史的、構造的に解明したロングセラーに、新章「現代の作家の書」を収録。
3 『僕には鳥の言葉がわかる』 鈴木俊貴 著 (請求記号:488.9-ス) 
古代ギリシャ時代から現代まで、言葉を持つのは人間だけだと決めつけられてきた。しかし、シジュウカラたちは、それが間違いであることを教えてくれた。人間には人間の言葉があるように、鳥には鳥の言葉がある。鳥の言葉を解明し、動物言語学という新しい領域を切り拓いた著者のシジュウカラ語を解き明かすまでの鳥愛あふれる科学エッセイ。
4 『座右のラテン語 人生に効く珠玉の名句65』 ヤマザキマリ、ラテン語さん 著 (請求記号:892-ヤ) 
ウェルギリウス、オウディウス、テレンティウス、プリニウス、セネカ、ユウェナーリス、ペトローニウス、パエドルス、リーウィウス、カエサル、プラウトゥス、クインティリアーヌス・・・・。激動の古代ローマを生きた人物によるものを中心に、ラテン語の格言を取り上げる。偉人たちの残した言葉の中に、人生に効く至言がきっと見つかる。