主催 公益財団法人大倉精神文化研究所   共催 横浜市大倉山記念館


 
 
大 倉 山 講 演 会
 
 


 

 

会 場 : 大倉山記念館ホール(東急東横線大倉山駅下車、徒歩7分)
日時: 各講演の項をご覧下さい。

定員:80名(入場無料、予約なし、当日先着順) ※定員を超えた場合はご入場頂けません。

問合せ : 公益財団法人 大倉精神文化研究所 〒222-0037 横浜市港北区大倉山2-10-1
電話 045-834-663

 


 


平成31年3月~6月 (月1回 全4回)  盛会のうちに終了しました。ご来場いただきありがとうございました。

 

こころを磨き からだを鍛える

 

大倉精神文化研究所本館(現横浜市大倉山記念館)の構造は、創立者大倉邦彦が提唱した研究所設立の精神を具象化したものです。中心部は「心の間」といい、人間の清らかな心を表しています。回廊(現ギャラリー)は心をきたえる坐禅道場でした。建物の左右両翼は豊かな知性を身に付けるための附属図書館と研究室でした。大倉は、清らかで強い心と、豊かな知性を兼ね備えた人物を育てたいとの使命感に燃えて、研究所を創ったのです。

大倉が考えていたのは、“人々が争い、社会が乱れるのは、一人一人がこの世に生を受けたことの意味と果たすべき使命を自覚していないことに原因がある、あるいは自覚していてもそれを実践できない弱い心に原因がある”ということでした。そして、“各自が自らの使命を自覚して心豊かな生き方を実践出来るようになれば、争いが無くなり日本や世界の文化は発展する”と考えていました。

人としての使命を自覚してそれを実践するためには、心身を磨き正す必要があります。心身を磨くためには、古今東西を問わず、世界の諸宗教、教育、武道・スポーツ、医学、芸道など様々な分野で、長い年月にわたり数え切れない先人達により築き上げられた知恵とその実践があります。

今回の大倉山講演会では、私たちが心豊かな生き方を身に付け実践するために、心身のみがき方について各分野の成果から学ぶことにしました。

 


 

 

第1回  終了しました。

 

「今」を生きる葉隠と禅、その現代的活用

 

講 師:島 善髙(早稲田大学教授)

 

佐賀藩には山本常朝(やまもとじょうちょう)(1659~1719)の口述筆記『葉隠』がありました。江戸時代には写本によって読み継がれていましたが、明治時代になって大隈重信の勧めで出版されると、その警句・金言の卓抜さに世間は驚き、またたく間に広まりました。特に「武士道と言ふは死ぬことと見つけたり」の名句のように、生死脱得の法が端的に記されていることもあって、軍人の教育にも盛んに取り入れられました。

第二次世界大戦後その反動でしばらく言及されることは減りましたが、次第に『葉隠』の価値が見直され、いろいろの出版社から刊行され、現代語訳も数種類出されています。大倉精神文化研究所の創設者大倉邦彦は佐賀出身で、早くから『葉隠』の素晴らしさに注目し、『葉隠』を題材にした文章をたくさん書き残しています。

本講演では、『葉隠』の中で現代の私たちを勇気づける箇所、生きるヒントを与えてくれる箇所をいくつか取り上げて、『葉隠』の現代的活用法について考えてみたいと思います。

 

日  時:平成31年(2019)3月16日(土) 14時~15時30分 (開場は13時40分)

会 場:大倉山記念館ホール(東急東横線大倉山駅下車、徒歩7分)
定  員:80名(入場無料、予約なし、当日先着順) ※定員を超えた場合はご入場頂けません。

 

 

第2回   終了しました。 

 

漢学と武道二松學舎の三島復を例として

 

講 師:川邉 雄大(二松學舎大學非常勤講師)

 

三島復(みしままた)は、二松學舍の創始者で東宮御用掛をつとめた三島中洲(ちゅうしゅう)の三男で、第二代舎長をつとめ、『陸象山の哲学』を著すなど陽明学の研究者として知られています。彼は、学問を研究する一方で、武道に関心を持っており、毎朝剣術の稽古を行っていました。

現在、二松學舍大学には彼が旧蔵していた多くの柔術や剣術を初めとする武道の伝書類などが所蔵されています。

本公演では、漢学者の三島復が、武道に対していかなる関心を持ち、武道をどのように学問と結びつけて実践していこうとしたかについて、彼の行動や伝書類などから見ていきたいと思います。

 

日 時平成31年(2019)4月20日(土) 14時~15時30分 (開場は13時40分)

会 場:大倉山記念館ホール(東急東横線大倉山駅下車、徒歩7分)
定  員:80名(入場無料、予約なし、当日先着順) ※定員を超えた場合はご入場頂けません。

 

 

第3回    終了しました。

 

自他を善化し、万物を浄化するミソギとハラエの意義を読み解く

講 師:西岡 和彦(國學院大學教授)

 

今泉定助(いまいずみさだすけ)(1863—1944)は、『古事類苑(こじるいえん)』や『故実叢書(こじつそうしょ)』などを編纂した国文学研究の第一人者でありましたが、神道家の川面凡児(かわづらぼんじ)との交流から、神道行法(しんとうぎょうほう)(禊祓(みそぎはらえ))と祖先垂示(そせんすいじ)の霊魂観を取り入れた独自の神道神学を生み出します。その最も完成度の高いひとつが、大倉精神文化研究所の神典講座で行った「大祓講義(おおはらえこうぎ)」(昭和13年、三省堂刊)でした。

今泉翁は、「平和を第一とする神の御心(みこころ)と一体(神人(しんじん)合一(ごういつ)の境地)になるまで人格を陶冶(とうや)し、その成果を惜しげも無く他人に分け与える。そして、みんなで宇宙万有を悉(ことごと)く平和にしていくこと、それが大祓の目的である」と教えました。

本講演では、大倉邦彦の宇宙観にも多大な影響を与えたとされる、この「大祓講義」を読み解きたいと思います。

 

日 時:令和元年(2019)5月18日(土) 14時~15時30分 (開場は13時40分)

会 場:大倉山記念館 ホール(東急東横線大倉山駅下車、徒歩7分)
定  員:80名(入場無料、予約なし、当日先着順) ※定員を超えた場合はご入場頂けません。

 

 

第4回    終了しました。 

 

しつけ、修身、道徳、生きる力を身につける-戦前期の「報徳教育」を読み直す-

 

講 師:須田 将司(東洋大学教授)

 

江戸期に広く日本社会に浸透していた「しつけ」の考え方、戦前日本の学校教育で行われていた修身科、そして繰り返し教育改革でキーワードとなる「道徳」や「生きる力」。いつの時代も人づくりは大切に語られてきました。

今回焦点を当てるのは、昭和戦前期に大日本報徳社(だいにほんほうとくしゃ)副社長を務めた佐々井信太郎(ささいしんたろう)と、彼に影響をうけた教師たちが「報徳の道」を生活指導にアレンジした「報徳教育」です。「報徳の道」とは、自分の長所=「徳」を発揮するとともに、他者の「徳」を見出してそれを引き出すように努める生き方です。これを学校教育に、どのように生かそうとしたのでしょうか。

佐々井信太郎の言葉や神奈川県・栃木県の教員たちの工夫をみていきたいと思います。

 

日 時:令和元年(2019)年6月15日(土) 14時~15時30分 (開場は13時40分)

会 場:大倉山記念館 ホール(東急東横線大倉山駅下車、徒歩7分)
定  員:80名(入場無料、予約なし、当日先着順) ※定員を超えた場合はご入場頂けません。

 

 

平成28年度から平成30年度までは、「実業家の社会貢献活動とその理念」を総合テーマに連続講演会を開催いたしました。

過去の大倉山講演会